わたしの好きな丹波焼の作家さんの一人である、田中聡さんのWEB個展が、いま丹波焼作家さんたちによるプロジェクト "Tanba Style" のウェブサイトで開催されています。
以前、丹波焼の里を訪れたとき(⇒★こちらの記事です)にもご紹介しましたが、田中聡さんは丹水窯という窯元の作家さんです。
我が家では毎日食卓に上がる田中さんのお皿。そんなお気に入り田中さんのお皿の魅力について、最近あらためて考えたとことがありました。個人的な感想ですが、少し書いてみます。
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作品の魅力は「優しいいびつさ」
田中さんの白い平皿を使っていますが、大げさでなく毎日使うほどのお気に入り。シンプルで使い勝手がいい、という以上に、好きと感じる理由があって。
それは、一言で言うと「優しいいびつさ」かな、と思ったのです。柔らかなしのぎのライン、フチのほうに見え隠れしている土の色、丸いお皿の円形の中の、ほんの少しのゆがみなど。
人って、特に精神的に、よくも悪くも、いびつなところがありませんか?いくつかの矛盾した思いを抱いていたり、ちゃんとしてるところもダメダメなところも両方あったり。
↑白いプレートが田中さんの作品。
抽象的な表現ですみません、個人によってさまざまだと思うので。でも、誰しもが持つそんなアンバランスさに、優しいいびつさを持つ田中さんのお皿が、寄り添ってくれる感じがするのです。
わたしは、忘れっぽく、おっちょこちょいで、次々と興味がうつりかわる、ある種の面倒なやつですが(笑)、田中さんのお皿は「そんなアンタでもええよ」と言ってくれている気がします。
…って、自分に都合のいい解釈ですが。笑
田中聡さんの、そんな優しいお皿たちを、ぜひWEB個展にて見てみてくださいませ。
作家さんのWEB個展が増えてほしい
Tanba Styleでは、月替わりで違う作家さんのWEB個展を開いていて、これを見るのがいつも楽しみです。
オンラインショップと似てはいますが、各作家さんの個性をよりよく感じられることもあり、こうしたWEB個展を開く作家さんが増えたらいいのにな、と、個人的に願っています♪