先日、コホロさんで再会した、宮内太志さんのマグカップ。使い始めて、これで10日ほどになります。
その間に、詳しくは書けませんが、実はちょっと悲しいことがありました。わたしは、ヘマしてガッカリすることなどはしばしば(毎日?)ですが、悲しい出来事に遭うのは久しぶりで、落着きを取りもどすのに数日かかりました。
今は、おかげですっかり元気ですけどね(^^)
その悲しかった時間のあいだ、気持ちを落ち着かせるのに、おどろくほど力を貸してくれたのは、このマグカップでした。この経験をとおして、マグカップはぜひ、入念に選ぶことをみなさんにおすすめしたくなったので、今日はそんなお話です。(まったくもって個人的な、感覚的な内容ですのであしからず!)
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モノから伝わる 「作り手の人肌」
ショックを受けたあと、しばらくはぼんやりと、少し泣いたりもしていたのですが、ひと息ついたとき、コーヒーを飲むことにしました。
その時点ではまだ、宮内さんのマグカップを買って、ほんの数日しか経ってなかったのです。使うのも、まだ2、3回目くらいだったはず。マグを手にした瞬間、「そういえば、運命のマグだったなぁ」とあらためて思い出し、ふと新鮮な気持ちになりました。
ゆっくりとお湯を沸かし、コーヒー豆を準備して、お湯を注ぎます。潔ぺき過ぎない、自然な白い色のマグに、こはく色のコーヒー。そこからかすかに立ち上る湯気。
眺めていると、ホントに不思議なことに、心の奥底のほうで、新しいエネルギーのようなものが湧いてくるのを感じたのです。そして、そのマグを手に持って、その手ざわりを確かめるように触れていると、余計にそんな感じがしました。
そのときに「ああ、これが、作った人の人肌というか、その人の『気』なんだろうな」と気づきました。「気」なんて言うと怪しいかもしれませんが、たとえば漢方の世界では「人は『気』があって初めて生きていける」と考えます。元気とかやる気の「気」ですね。
昨今では、「手しごと」が見直されて人気となっていますが、それはそのモノにこめられた作り手の思い、エネルギーを、忙しい日々に生きる人々が求めるということかもしれないな・・・なんてことを、いまになって考えています。
気持ちをリセットする「お茶の時間」
大事に選ぶべきは、何もマグカップに限ったことではなく、お茶碗でもシーツでもなんでも、使うものはやっぱりすべて入念に選びたいものではあります。
だけど、今回のことで、普段は何があっても(夫に呆れられるほどの)食欲旺盛なわたしが、めずらしく食べたくなくなりました。まあ、1食とか2食のことですけど(苦笑)。
たとえご飯を食べたくないときでも、お茶は飲みます。コーヒーや、お白湯のときもありますが。とにかく、「飲む」という行為は、何気にとっても頻繁にすること。
それで、お茶なりコーヒーなり、とりわけ何か温かいものを飲むと「ホッ」としませんか?ふぅっ、とため息をついたり。これ、張りつめている気持ち(そして身体)がゆるんでリセットする瞬間だと思うのです。
こんな時に手にするマグカップ(または湯呑みでも)が、好きな作家さんが作ったものとか、手作り品じゃなくても、お気に入りのメーカーのお気に入りのデザインのものであれば、それがさらに心を滋養してくれるはず。そう信じるようになりました。
お気に入りのマグカップ、使ってますか?なんとなく、特に好きでもないけど使い続けてるとか、最近気になるマグがあるなら、そろそろ「元気をくれるマグカップ」に変えてみてもいいかもしれないですよ(*^-^*)