うつわ片手に。

うつわをはじめ大好きな日本の手仕事のモノについて、その他もろもろ、のんびり書いています。

新しいうつわを買ったら、使う前にやっておくべきこととは?

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このブログを始める少し前に、もっとうつわのことを知りたくなって、本を何冊か読みました。そこではじめて、陶器のものは、使い始める前に水に浸しておくとよい、ということを知りました。

お気に入りのやちむんのお茶碗を使い始めて、はや2年弱。もちろん、そのような知識を持たなかった当時のわたしは、そのようなことはしておりません。思わず「早く言ってよー!」と叫んでしまいました(誰に?)

さて、陶器のうつわをそうやってお水にさらすと、どんないいことがあるのでしょうか?やり方など調べました♪

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吸水性のある陶器は使う前に水にさらす

まず、陶器は「陶土」と呼ばれる土からできていて、吸水性があります。読んで字のごとく、お水を吸うのですね。(石でできている磁器にはありません)

それで、土もののうつわを使う前には、毎回、30分~1時間ほど真水にさらしておきます。その間に吸収されたお水は、料理の水分やにおいがうつわに移るのを防ぐ、いわばコーティングの役目を果たすのだそう。

ナルホド~ということで、やってみましたよ↓

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観察していると、ぷくぷくと小さな気泡がうかんできました。「プラスチックとちがって、土のうつわは呼吸してるからね」と、丹波焼の里に行ったときにどなたかがおしゃっていたのを思い出しました。こういうことかぁ。

しかし、忙しい毎日のなかで、毎回の食事前にこれをやるのは、ちょっとおっくうだな(^^; と思った面倒くさがりのわたし。匂いの強い料理や、水分多めの料理のときだけにやる、というのでも効果は得られそうですね!

買ってすぐのときは米のとぎ汁で煮る

順番は前後しますが。

お気に入りの陶器をてにいれて、ウキウキとおうちに持ち帰り、さあ、お水に浸して、さっそく晩御飯で使っちゃおう♪というとき。

ちょっと待ってください。さらにもうひと手間加えると、そのお皿はもっと長持ちするかもしれません。

そのひと手間とは、なんと「米のとぎ汁で煮る」こと。そう、うつわを、です。これを「目止め」というのだそう。初めてこれを知ったとき、ちょっとばかり驚きました。

手順は・・・

  1. 鍋にうつわを入れ、それらがかぶるくらい、米のとぎ汁を入れる。
  2. 30分くらい煮て、自然に冷ます。

。。。以上。シンプルといえばシンプル。

こうすることで、コメのでんぷん質が表面の穴をふさぎ、その結果、うつわが汚れや衝撃に強くなる、とのこと。

注意点は、①とぎ汁でなく、普通のお水でも一定の効果がある、②煮る際は、一度にたくさんうつわを入れ過ぎないこと(ぶつかり合ってキズにならないように)。

これを知ったのは、丹波焼の里で買ったうつわたちを使い始めたあとでした。すでに使っている子たちも含め、時間をみつけてやってみようかな?と思っています♪

※ただし、ネット上で調べてみると、こちらのサイト↓のように、「目止めは逆に、においやカビの原因になる場合がある」という意見や、また別のところでは「必要ない」との見解も見かけました。

やきもの|使い方・お手入れ手帖|cotogoto コトゴト

目止めをするかどうかのご判断は、購入先に聞くか説明書を読むなどして、慎重にお願いします!(トラブルが生じても、当方で責任は負いかねますので、あしからず・・・)