何回かにわたって、「丹波焼の里 春ものがたり」を訪れたレポートを書いてきました。(過去のレポートは、最後の「関連記事」からどうぞ♪)ちょっとだけでも、雰囲気が伝わっていたらいいな~と思いますが、いかがでしょうか?
(信凛窯さんのギャラリー。ここのうつわも素敵だったな…)
さて、そもそも、「丹波焼」ってどんなものなのでしょうか?歴史や特徴などについて調べてみました。知っていると、これからのうつわ選びが、今までよりもっと楽しくなるかもしれません(^^ ♪
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歴史:起こりは平安時代にさかのぼる
丹波焼の里があるのは、兵庫県篠山市。この場所で、平安時代末期から鎌倉時代の初めごろに、陶器の制作がはじまったとされています。
江戸時代後期には、篠山藩が職人の保護育成を行っていたため、職人どうしの切磋琢磨を通じて、丹波焼の名がさらに知られるようになった、ということでした。
装飾:「しのぎ」がかっこいい!
以前、丹波焼のイベントに行ったときに、
「お皿のふちに施されたシマシマの模様、シンプルだけどかっこいいな!」
と思っていたときに、それを「しのぎ」と言うのだと教えていただきました。
↓の写真の、右側の白いプレート(丹水窯さんのお皿)のまわりの模様がそれですね。そして、その横の青い豆皿(雅峰窯さんのお皿)も。
しのぎが入ったうつわは、どこに行ってもよく見ました。窯元さんごとに、しのぎにも個性があり、比べるのも楽しかったな。
「しのぎ」のほかにも、「いっちん」も見かけました。これは、例えると、ケーキの生クリームデコレーションのように、立体的な文様をあしらったもの。手元にはありませんが、たとえば、こんなエビの模様がありましたよ。
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こちらは、大熊窯さんのもの。見た時は「渋いなぁ~」と思っただけだったけど、いま改めてみると、エビ豆皿なにげにかわいいなぁ...(*´エ`*)
色:やさしい白が使いやすそう
どんな色のものがあったかというと、それはもう様々ですが、粉引(こひき:もとの土に白い化粧土をかけて焼いたもの)の白いお皿がよく目に入った記憶があります。ふたつ上の写真の、しのぎのプレートもそう。
飽きがこない白は、普段使いにはうってつけですね。
白のほかには、もとの赤っぽい土の色が生かされたものや、淡いグリーン、濃い目のブルーなどが多かったように思います。緑色が好きな私としては、心惹かれるものが多かったです♪
全体的には、「かたちや模様が素朴・色合いが優しく美しい」という 印象を受けることが多かったように思います。もしこんな雰囲気のうつわがお好みでしたら、丹波焼、おすすめですよ(^-^)
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