うつわ片手に。

うつわをはじめ大好きな日本の手仕事のモノについて、その他もろもろ、のんびり書いています。

「食べる瞑想」で心をリフレッシュ

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雑誌『プレジデントウーマン』11月号が、前から気になっていた「マインドフルネス」の特集だったので、読んでいます。

この本の中で、特に印象深かったのが、「食べる瞑想」。耳慣れない言葉なのですが、ためしに実践してみると、予想以上に心がスッキリ!目からうろこの体験でした。

忙しい毎日の中で、気持ちのほうまでイライラ・モヤモヤ・ゴチャゴチャ…という方に特におすすめしたいな、と思ったので、ここでシェアしますね。

  

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「食べる瞑想」=全身全霊で食事する

まず、「食べる瞑想」について。このお話は、プレジデントウーマン11月号・29頁に詳しく書いてあります。

食べる瞑想の手順

手順は、このような感じです。※雑誌にあった内容を、私なりにまとめたものです。

  1. 食事の前に、15分ほど瞑想を行う
  2. お料理を前にして、すぐに箸をつけず、まず目で味わう。わたしは、食材の彩りや、それらが育てられた畑やら牧場やらを想像していました。
  3. 目の前のお料理ができるまでにかかる労力と、自然・宇宙と自分とのつながりに思いを馳せる。
  4. 食事を始める。ひと口食べたら箸を置き、咀嚼を30回。それを繰り返す。

このようにして、「マインドフルに食べる」、つまり、食事に全身全霊で向き合うのが「食べる瞑想」ということでした。

普通の瞑想後のように頭スッキリ

わたしが実際にやってみたところ、これをやることで、その少し前まで悩みや気がかりごと、雑念などでゴチャゴチャしていた頭の中が、食事が終わるまでにスッキリしました。

ただ食べるというのではなく、料理の見た目、匂い、食材がここに運ばれてくるまでの過程を想ったり、食べるという行為そのものに集中するのがミソのように思います。

ふつうの目を閉じる瞑想では、呼吸だけに意識を集中することで、他のことを考えず、頭をクリアにしていきます。この「食べる瞑想」は、呼吸の代わりに食事に集中することで、同じ効果を得られるようです。

自分と世界とのつながりに気づく幸せ

それだけでなく、野菜や動物が農家や牧場などで育てられ、または魚が海で釣られ、加工され、流通経路を経て今ここに食事として目の前にある―

と、ひとつひとつ想像していくと、ただただ「ありがたい…」という幸せな思いでいっぱいになります。

この記事の中にもありましたが、スマホを見ながらとか、おしゃべりしながらの食事では気づけない多くのつながりを感じることとなり、たとえ一人で食べていても孤独ではなく幸福な食事時間となりえます。ここが、素敵なポイントです。

手順どおりでなくてもやってみる価値あり

こんないいことがあるからと言えど、食事の前に瞑想したり、ひと口ごとに箸を置いたりすることは、時間に追われる日常ではちょっと面倒です。

だけど、こうしたステップを省いてでも、時々はやってみる価値があると思います。

たとえば箸に手を付ける前に、「にんじんの赤色やホウレン草の緑色」を意識してみたり、「この鶏肉は隣の県のあの辺でそだてられたんだっけ」などと、ちょっと想像してみたり。

スマホをいじりながら食べていたのを、少しの間だけストップして、食材の味や食感だけに集中しながら噛みしめてみるとか。

食べ終わったとき、小さな悩みくらいなら、なくなっているかもしれませんよ。よろしければ、お試しあれ。